2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

環境探索後の休憩時、rippleに関連した神経活動を阻害すると空間学習が阻害される。

最近「睡眠と学習」が崎の中でホットなテーマになりつつあります。これを学ぶに当たって多方面の知識が必要、、、ということで、まずは「rippleと学習」の論文を読んでみました。以前、扁桃隊で「私」が紹介した論文Hippocampal replay of extended experience. [N…

スクロース摂取の幸福感はBLAにおける可塑性の変化を介してストレス応答を低減する

こんにちは、ひろ○です。 最近は寒いですね。僕は喉が痛いのですが、みなさん大丈夫ですか?今回紹介する論文はこちらです。Proc Natl Acad Sci U S A. 2010 Nov 8. [Epub ahead of print]Pleasurable behaviors reduce stress via brain reward pathways.Ul…

恐怖のゲート機構として働く扁桃体中心核の微小神経回路

Genetic dissection of an amygdale microcircuit that gates conditioned fear Haubensak W, Kunwar PS, Cai H, Ciocchi S, Wall NR, Ponnusamy R, Biag J, Dong HW, Deisseroth K, Callaway EM, Fanselow MS, Lüthi A, Anderson DJ. Nature. 2010 Nov 11;4…

恐怖条件づけにおけるCEA内回路の役割

先端分子の準備にかまけて遅れてしまいました。申し訳ないです。でも、こうして発表前に生真面目にブログを更新しているのが何か悲しくなってくるので、みなさんブログを更新しましょうね…ホントに…(しくしく) せっかく先生からのご紹介もありましたので、…

カルシウム透過性AMPARの動態が、恐怖記憶のErasureを媒介する

こんにちは。3です。 今回紹介する論文は以下。 Calcium-permeable AMPA receptor dynamic mediate fear memory erasure Roger L. Clem and Richard L. Huganir Science. 2010 Oct 28 恐怖記憶は、extinction trainingを行った後でも再燃することがあります…

訓練補完計画

私の番はもう終わってしまったので、101102の訓練で出た質問についてここでいくつか答えたいと思います。>線条体は運動学習をしてしまった後は必要ないのか 線条体は運動学習だけでなく、運動の制御にも関わっていると考えられます。例えば、線条体に病変が…